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Channel: 事件・事故 | わかやま新報
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遺族は極刑求める 紀の川市小5殺害事件

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平成27年2月、紀の川市後田(しれだ)の住宅地で同市立名手小学校5年生の森田都史君(当時11)が殺害された事件の裁判員裁判(浅見健次郎裁判長)は3日目の9日午後、都史君の父親への証人尋問が行われ、殺人と銃刀法違反の罪に問われている中村桜洲被告(24)について、「反省の色が感じられない。極刑(死刑)にしてほしい」と語った。被告人質問では、起訴内容を当初否認し、一転して認めた中村被告が、再び事件への関与を認めない異例の事態となった。

父親への証人尋問によると、都史君は野球が好きだったが、ゴルフを教えると楽しそうに熱中。事件後に学校から受け取った、新学年で使う予定だった自己紹介カードの将来の夢の欄に「ゴルフのプロ」と記載されていたことを質問されると、父親は「私の思いを分かっていてくれたと知り、涙が止まらなかった」と振り返り、愛情を注いだ息子の死を悔んだ。

証人尋問の最中、中村被告は、これまでの公判中と変わった様子はなく、椅子に座り、前や下を向きながら、右足を小刻みに揺らし、時間がたつのを待つような様子だった。

被告人質問では、冒頭に弁護人から事件への関与を確認された中村被告は、両手を広げるしぐさをしながら認めず、弁護人が休廷を要求する場面があり、法廷内は騒然となった。その後に再開された審理でも、事件への関与について、中村被告が「答えたくない」と話したため再び休廷となり、この日の審理はそのまま終了した。


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