3日午前5時45分ごろ、海南市岡田のJRきのくに線で、和歌山駅行きの普通電車と50歳ぐらいとみられる男性が衝突する人身死亡事故があり、上下線で約1時間40分間運転が見合わされるなど、通勤通学の乗客約6100人に影響した。乗客乗員にけが人はなかった。
海南署などによると、現場は岡田踏切から南に約100㍍付近。午前4時47分御坊駅発の始発電車が、日方トンネルを出て北進していたところ、運転手が線路上に何らかの黒い物体を確認し、ブレーキをかけたが間に合わずにはねたという。同署は事件性はないとみて、自殺と事故の両面で事故原因を調べている。
この事故により、上下線で運休4本、部分運休4本、12本の電車に最大約1時間50分の遅れが発生した。