和歌山西署は5日、和歌山県和歌山市の70歳の女性が市役所職員をかたる男に約150万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生したと発表した。
同署によると、10月23日午前9時ごろ、女性の家に市役所職員をかたる男から「保険料の還付金を受け取ることができる。どこの口座を持っているか」と電話があり、女性が口座を伝えた。
その後、銀行職員を名乗る男から「還付金を受け取る口座番号と残高を教えてほしい。ATMに行ってほしい」と電話があり、女性は午後1時ごろに指定されたATMに行き、男の指示に従ってATMを操作したところ、犯人の口座に3回にわたり現金を振り込んでしまった。
同署では還付金受け取りの電話があれば、最寄りの警察か交番に相談するように呼び掛けている。