和歌山県警組織犯罪対策課と捜査二課、和歌山西署は13日、和歌山市三沢町の芦原地区連合自治会長、金井克諭暉(よしゆき)こと金正則容疑者(63)を詐欺容疑で再逮捕した。
同署によると、金井容疑者は市がことし発注した同地区での公共工事を落札した業者を経営する男性に「工事するなら自治会に協力金を払ってくれやんか」「出してくれたら助かるんや」などと言い、連合自治会で納入するように装い、同地区自治会館で150万円を個人で受け取った疑い。
連合自治会長の立場を利用して公共工事を落札した業者に対して不当に現金を要求しているという情報を入手し、県警が工事関係者などに捜査を進めていた。
金井容疑者は10月23日にも同じ詐欺容疑で逮捕されており、和歌山市は発注工事への不当介入に対する措置の通知など対応改善を進めていた。金井容疑者は「事実については覚えていません」と容疑を否認しているという。