弁当店にナイフを持って押し入り現金2万円を奪い逃げたとして、和歌山北署は12日、和歌山市在住の無職の少年(18)を強盗容疑で緊急逮捕した。
同署によると、少年は同日午後4時30分ごろ、同市狐島の弁当店「木の実や」狐島店に押し入り、勤務していた女性(58)に長さ20㌢ほどのテーブルナイフを突き付けて、「金を出せ。刺すぞ。レジを開けろ」と脅し、現金2万円を奪った疑い。少年はその後、徒歩で逃走。通報を受けて周辺を警戒していた署員が、150㍍ほど離れた付近で少年を発見。声を掛けようと近づこうとした際、捜査員の気配に気付き、走って逃げたという。その後の追跡により、近くのショッピングセンターに駆け込む姿を確認し、店舗周辺を捜査員で固めた上で店内を捜索したところ、2階の障害者用トイレに隠れているところを発見した。少年は「間違いありません」と容疑を認めているという。
店長を含む従業員2人にけがはなかった。少年は犯行当時、白色マスクを着用。背が高く、茶髪に白色パーカーにジーパンの姿と特徴的な姿で犯行に及んでいた。同署が詳しい動機を調べている。