トヨタのハイブリッド車「プリウス」を盗んだとして、和歌山東署は6月29日、ともに窃盗容疑で、和歌山市下三毛の無職、山根木一輝容疑者(26)を緊急逮捕、同市北出島の運送業会社員、藤本大地容疑者(25)を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
同署によると、2人は共謀し、同月28日午後9時ごろから29日午前7時45分ごろまでの間、同市田中町の駐車場に置いてあったプリウス(時価200万円相当)を盗んだ疑い。6月に入り、同署管内でプリウスが狙われる窃盗事件が4件連続発生。警戒を強めていたところ、山根木容疑者の自宅近くで、プリウスに乗った本人を発見し、職務質問。引き当たり捜査により被害現場で犯行を裏付け、緊急逮捕した。その後の調べで、藤本容疑者との共謀も分かり逮捕した。
同署は、別の4件についても2人が関与しているとみて捜査を進めている。盗まれた4台のプリウスのうち、2台は市内で発見されているという。
プリウス窃盗事件では同日、橋本署でも大阪の男2人が、同署管内や大阪府泉南市、羽曳野市で発生した計9件の車窃盗や車上狙いに絡み、共犯や単独で犯行に及んだとして、和歌山地検に送検された。