和歌山東署は14日、自称京都府城陽市の無職、山野智久容疑者(41)を詐欺容疑で逮捕した。
同署によると、山野容疑者は平成24年8月16日から同年9月3日までの間、和歌山市内に住む友人の女性(49)から3回にわたり、新幹線の新大阪―博多間や新大阪―東京間などの回数券21枚(時価30万1140円相当)をだまし取った疑い。「口座が全て凍結されて、新幹線の回数券を購入できない」「もうすぐ会社から交通費が振り込まれるので、その時に代金を支払う」とうそを言っていたという。女性から被害届を受けた同署が25年10月28日に全国に指名手配して行方を追っていたところ、捜査中の署員が山野容疑者が大阪市東成区にいるのを発見して逮捕した。
「回数券は受け取ったが返すつもりだった」と容疑の一部を否認しているという。