和歌山東署は20日、和歌山市有本の無職、柴博容疑者(62)を、住居侵入と窃盗など77件の容疑で立件し、和歌山地検に最終送致して捜査を終結したと発表した。柴容疑者は全事件について容疑を認め、「生活に困ってやった」と話しているという。
同署によると、柴容疑者は平成22年4月ごろから28年10月ごろまでの間、同市内で窃盗などを繰り返し、432万1370円相当(現金約40万9202円、物品391万2168円相当)を盗んだ疑い。主に深夜から未明にかけて一般民家や倉庫などに侵入し、現金や時計、食料品の他、敷地内からプロパンガスのボンベや自転車、自動車の車内から現金や物品を盗んでいたとみられる。
昨年10月25日、同年8月に自宅近くの民家に止めてあった軽乗用車の窓ガラスを割り、ドライブレコーダーなどを盗んだ疑いで同署が逮捕。家宅捜索を行ったところ、盗難品が多数発見されたことから、裏付け捜査を進めていた。