昨年11月に和歌山市で発生した連続窃盗事件について和歌山東署は15日、逮捕した同市内の18歳と19歳の少年の強盗致傷や窃盗など11件の容疑を裏付け、和歌山地検に最終送致したと発表した。2人はいずれも容疑を認めているという。
同署によると、2人は昨年11月13日から30日までの間、同市内で、夜間に歩行中や自転車で走行中の被害者から、手提げかばんをひったくるなどの犯行を繰り返していた疑い。うち1件は、被害者の高齢女性が転倒し、けがをしたことから強盗致傷事件として捜査を進めていた。
被害総額は41万7763円相当(現金約16万5000円、物品被害25万2763円相当)。11件のうち強盗致傷1件、窃盗(ひったくり)7件(うち未遂2件)は2人で犯行を行い、窃盗(万引、自転車盗)2件、占有離脱物横領1件は18歳の少年が単独で行っていたという。