和歌山東署は2日、和歌山市在住の70代女性が、市役所職員らをかたった還付金名目の特殊詐欺で、現金約100万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、同日午前10時30分ごろ、女性宅に市役所健康保険課や金融機関の職員を名乗る男らから電話があり、「健康保険の過払い金があります。払い戻し手続きをするために、ATM(現金自動預払機)コーナーへ行ってください」と言われ、指定の場所で、言われるままにATMを操作したところ、犯人側の銀行口座に現金を振り込んでしまったという。その後、金融機関から「不審な取り引きがある」との連絡を受け、被害に気付いた。
同署は「ATMで還付金を返金するという電話は全て詐欺です」と、注意を呼び掛けている。