13日午前9時ごろ、和歌山市湊の新日鐵住金㈱和歌山製鐵所で、「男性作業員が倒れている」と消防に119番通報があった。
和歌山北署によると、屋外の配管の点検作業中だった男性社員(20)と連絡が取れなくなったことから同僚が駆け付け、倒れているのを発見したという。男性は、意識不明の状態で市内の病院に搬送された。
市消防局によると、配管から漏れたガスを吸ったことによる一酸化炭素中毒の疑いがある。警察と消防が詳しい事故原因を調べている。
同社によると、現場は平成21年に火入れを行った新第一高炉。事故当時は、同高炉の定期補修が終わり、作業員3人で立ち上げ作業を行っていたという。