海南署は14日、和歌山県海南市重根の内職、永山真一容疑者(54)を強盗容疑で緊急逮捕した。
同署によると、永山容疑者は同日午前0時50分ごろ、同市のコンビニエンスストアで店員の男性(39)を刃体約12㌢のナイフで脅し、タバコや食品など計7点(販売価格計2840円相当)を奪い取った疑い。
永山容疑者は、商品をレジに出した後、衣類に隠していたナイフを突き出し「金を出せ」と脅迫。店員が事務所内に逃げ込んだことからカウンター内に侵入したが、レジが開かないため、手元の商品を持って逃走したとみられる。
犯行時に店内にいた利用客の男性が、永山容疑者の声を聞いて店外に避難して110番通報。駆け付けた署員が防犯カメラの映像から周辺の聞き込みを行っていたところ、現場から約500㍍離れたアパートで永山容疑者と対面し、逮捕に至った。永山容疑者は「生活に困ってやりました」と容疑を認めているという。