和歌山東署と和歌山西署は29日、大阪府貝塚市東の建築業、西出一真容疑者(20)と同市久保の漁師、射場勝大容疑者(20)、同市永吉の大学生、奥野渉容疑者(20)の3人を強盗致傷容疑で逮捕した。
東署によると、西出容疑者らは昨年11月26日午後11時20分ごろ、和歌山県和歌山市福町の路上で、帰宅途中の大阪府岬町の男性(32)の腹や尻付近を木製バットで殴って1週間のけがを負わせ、現金4000円を奪い取った疑い。
西出容疑者らは、自転車で走行中の男性に「金を出せ、殺すぞ」などと脅迫し犯行に及んだ後、車で逃走したとみられ、男性は後日西署に被害届を提出。東署管内でも同様の事件が発生していたことから両署が捜査を進めていた。
11月29日に大阪府警が西出容疑者と射場容疑者を別件で逮捕し、供述から今回の容疑が浮上。両署が犯行を特定し3人を逮捕した。西出容疑者ら3人は容疑を認めているという。