海南署は9日、和歌山県海南市の70代女性が現金500万円をだまし取られるオレオレ詐欺に遭ったと発表した。
同署によると、7日午後10時ごろ、女性宅に息子をかたる男から電話があり「風邪を引いた。携帯の番号が変わった」などと話した。翌8日午前10時30分ごろ再び男からの電話で「株の投資で知人から500万円借りたが、それが詐欺でだまし取られた。金を返さないといけない」と言われ、息子と思い込んでいた女性は、すぐに最寄りの金融機関で現金500万円を用意。男の指示するままに電車で京都市伏見区の竹田駅に向かい、付近の駐車場で、代わりに受け取りに来たササキと名乗る女に手渡してしまった。
翌9日に別の息子に話したことから詐欺被害が発覚した。
ササキは年齢30~40歳くらいで身長約170㌢。黒髪のショートカットで細身の体型、黒色のロングコートを着ていたという。