和歌山西署は27日、動画閲覧サイトの解約手続きを名目とする特殊詐欺で、和歌山市に住む50代女性が42万9000円分の電子マネーをだまし取られる被害が発生したと発表した。
同署によると、女性は23日午後2時ごろ、携帯電話で動画を閲覧していたところ、「登録が完了しました。解約される場合はこちらへ」とのメッセージが表示されたため、解約のためにメールを送信。翌24日午前10時30分ごろ、電話を求めるメールが届いたため連絡すると、いったん料金を払う必要があると言われ、要求された通りにコンビニで電子マネー42万9000円分のカードを購入し、ID番号を伝えた。
さらに相手から、カードとカード購入時のレシートを送るよう言われたことを女性が不審に思い、カード会社に連絡したところ、電子マネーの残高がなくなっており、詐欺被害に気付いた。
県警は、特殊詐欺被害防止専用の「ちょっと確認電話」(フリーダイヤル0120・508・878=これはわなや)を開設しており、「電子マネーを買って番号を送って」「キャッシュカードを渡して」「保険料を還付します」などと言われたら応じず、すぐに県警の確認電話を利用するよう呼び掛けている。