和歌山北署は16日、和歌山市の80代女性が現金250万円をだまし取られる詐欺被害が発生したと発表した。
同署によると同日午前9時半ごろ、女性宅の電話に病院の医師と名乗る男から「息子さんの喉にポリープができて、検査をするために麻酔して、声ががらがらになっている。家族に喉頭がんの人はいないか」などと電話があった。
その後、息子を名乗る男から電話があり、「病院のトイレで財布などをなくした。財布には250万円が入った会社のキャッシュカードも入っていた。キャッシュカードに入っていた分のお金を用意してほしい」などと言われた。
女性は銀行のATMで現金を引き出した後、再度息子を名乗る男性から「同僚が家に行くので手渡してほしい」と連絡があり、午前11時50分ごろ女性宅を訪れた男に現金250万円を手渡したという。
女性が息子の妻に連絡をしたところ詐欺被害に遭ったことが判明し、同署に届け出た。