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Channel: 事件・事故 | わかやま新報
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殺害背景に関係妄想 紀の川市事件で鑑定医

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紀の川市後田(しれだ)の住宅地で平成27年2月、同市立名手小学校5年生の森田都史君(当時11)が、胸などを刃物で刺され、殺害された事件の裁判員裁判(浅見健次郎裁判長)は15日、5日目の審理が開かれ、殺人と銃刀法違反の罪に問われている同市の無職、中村桜洲被告(24)の精神鑑定を行った大阪赤十字病院精神神経科の男性医師が、事件の背景として、中村被告に自分と無関係の物事を自分と結び付けてしまう「関係妄想」があると証言した。知的障害については否定した。

男性医師は過去に、事件被疑者の本鑑定や簡易鑑定を計130件程度担当。中村被告については、11回の鑑定面接を行った。

男性医師の証言によると、面接での聞き取りから、中村被告は中学2年生ごろから、妄想性障害の特徴である関係妄想を発症。事件との関連については、自宅近くでの都史君兄弟の何気ない会話や、近くで2人が棒のような物を持って遊んでいたことを、自身の家族の会話をまねてばかにしたり、凶器で自分を襲おうとしたりしていると、被害妄想を膨らませたと推測した。

責任能力については、中村被告が事件前にメールで大阪入国管理局に訴えた内容が、都史君兄弟のことだけではなく、自宅付近で会話していた住民や、似た名前の住民にまで広がっていたことなどから、「さまざまなことを考える自由はあった」と述べ、「精神病の影響はあったが、合理的に物事を判断することはできていた」との見解を示した。


遺族に謝罪なく 小5殺害懲役25年を求刑

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 紀の川市後田(しれだ)の住宅地で平成27年2月、同市立名手小学校5年生の森田都史君(当時11)が、胸などを刃物で刺され、殺害された事件の裁判員裁判(浅見健次郎裁判長)は21日に結審し、殺人と銃刀法違反の罪に問われている同市の無職、中村桜洲被告(24)への論告求刑が行われ、検察側は懲役25年を求刑した。

 検察側は、事件当時の中村被告について、妄想性障害などの心神耗弱状態を認めながらも、「殺傷能力が高い刃物で一方的に身体を執拗かつ強度に切りつけ、目を覆うばかりの凄惨(せいさん)で残忍で、悪質な犯行」とし、事件後に自宅で刃物を洗うなどの隠蔽(いんぺい)工作を例に、「合理的な判断はできていた」と、刑事責任能力があることを強調した。

 弁護側は、中村被告が14歳から事件発生までの8年間、自宅が盗聴されているなどの妄想と一人で闘い、事件当時もその不安は増大していたとする精神障害を挙げ、「現実のルールの適用はできない」とし、情状酌量を求めた。

 最終陳述では、浅見裁判長から、言い残したことなどを問われた中村被告は、「ないです」とのみ答え、都史君や、極刑(死刑)を望む都史君の遺族への謝罪の言葉が語られることはなかった。

 判決公判は28日午後3時からの予定。

還付金名目の詐欺 和歌山市で45万円被害

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和歌山北署は22日、和歌山市内に住む60代の女性が、健康保険の還付金名目の特殊詐欺で、現金45万6345円をだまし取られたと発表した。

同署によると、女性宅に同日午後1時ごろ、市役所職員を名乗る男から、「健康保険の払い戻し金3万1200円があります」などと電話があった。その後に電話があった銀行員を名乗る人物の指示で近くのスーパーに行き、相手に言われるままにATM(現金自動預払機)を操作したところ、犯人側の銀行口座に振り込んでしまった。自宅に帰った後、不審に感じて市役所に確認したことで詐欺被害に気付いた。

同署は「ATMで還付金を返金するという電話は全て詐欺です。このような電話があれば、最寄りの警察署か交番に相談してください」と呼び掛けている。

未納特殊詐欺で 和歌山市女性20万円被害

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和歌山西署は24日、和歌山市内に住む女性(30代)が、インターネットサイト利用料金未納の名目の特殊詐欺で、アマゾンギフト券20万円分をだまし取られたと発表した。

同署によると、今月23日、女性の携帯電話に「情報サイトの閲覧履歴があるが、料金が未納となっている。連絡しなければ法的手続きをする」などとメールがあった。メールを信じた女性が記載された電話番号に電話すると、男から「サイト運営会社から連絡があり、38万6000円ぐらいが未納になっている。その日のうちに支払ってもらえれば、8割はお返しします」と言われ、数店舗のコンビニエンスストアで、指示があった20万円分のアマゾンギフト券を購入し、電話で番号を教えた。その後に友人に相談したことで詐欺だと分かり、翌日に同署に被害届を出した。

同署は「不安を感じたときは家族や友人、警察署、警察相談窓口(♯9110)に相談してください」と呼び掛けている。

心神耗弱認め懲役16年 小5殺害事件判決

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 紀の川市後田(しれだ)の住宅地で平成27年2月、同市立名手小学校5年生の森田都史君(当時11)が胸などを刃物で刺され殺害された事件の裁判員裁判の判決公判が28日、和歌山地裁で開かれ、殺人と銃刀法違反の罪に問われた同市の無職、中村桜洲被告(24)に対し、浅見健次郎裁判長は懲役16年(求刑懲役25年)の判決を言い渡した。

 浅見裁判長は判決理由で、犯行当時の中村被告について「統合失調症ないし妄想性障害による被害妄想の影響により心神耗弱の状態にあった」と認定しながらも、「犯行は執拗かつ残忍。(殺害に至った)その行動は、誠に安易で、生命を軽視したものである」と量刑理由を述べた。

 殺害された都史君については、「被害者には何ら落ち度はなく、突如被告人に襲われ、強い恐怖と苦しみを感じながら、11歳の若さでその尊い命を奪われた」とし、「被害者遺族が悲嘆に暮れ、被告人に対し、強い処罰感情を持つのは当然であり、本件各犯行が地域社会に与えた影響も大きい」と述べた。

 公判中に二度にわたり犯行を否認するなどした中村被告の態度については、「一応の反省は口にするが、心からなされたものとは到底言えず、人命を奪ったことの重大性をいまだに理解していないと見られる」と断じた。

 弁護側は控訴について「本人の意向を聞いて判断したい」とのみ答えた。

 閉廷後に開かれた記者会見で、裁判員の一人は「11歳の子が殺された悲しみと、中村被告の心神耗弱の状態と、折り合いをつけるのが難しかった」と審理を振り返り、「認否が二転三転したことに驚いたが、それが精神病に基づくものなのかは分からなかった」と話し、中村被告の精神状態について不明な点が残ることも明かした。

林死刑囚の再審請求棄却 毒物カレー事件

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平成10年7月に和歌山市園部の夏祭り会場で4人が死亡、63人が中毒症状で重軽傷を負った毒物カレー事件で、和歌山地裁(浅見健次郎裁判長)は29日、ヒ素の鑑定に誤りがあるなどとして林眞須美死刑囚(55)が裁判のやり直しを求めていた再審請求を棄却した。同日午後、林死刑囚の弁護団に連絡があった。弁護団は大阪高裁に即時抗告する方針。

林死刑囚は平成21年に最高裁で殺人罪による死刑が確定したが、弁護団は「林死刑囚の自宅から発見されたヒ素と、現場の紙コップに付着したヒ素は同一ではない」とする河合潤京都大学教授による再鑑定の結果など、新たな主張を含む補充書などを同地裁に提出し、再審を求めていた。

また、弁護団は、同事件を担当する和歌山地裁の裁判官3人の交代を求めた2度目の裁判官忌避申立が却下されたことに対する即時抗告(16日付)について、大阪高裁から24日付で棄却されたことを明らかにした。棄却の決定書では「再審請求事件の手続内における審理方法や裁判官の措置に対する不服を理由とするものであるから、それだけでは、忌避の事由とはなり得ないものである」などとしている。

林死刑囚が即時抗告 カレー事件再審棄却

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平成10年7月に和歌山市園部の夏祭り会場で4人が死亡、63人が中毒症状で重軽傷を負った毒物カレー事件で、和歌山地裁に再審請求を棄却された林眞須美死刑囚(55)と弁護団は3日、棄却を不服として、大阪高裁に即時抗告したことを明らかにした。申し立ては1日付。

即時抗告申立書によると、同事件で林死刑囚が有罪であるとする証拠は「目撃証言のみ」で、その証言は「極めて曖昧なもの」などとし、再審請求の棄却決定は「明らかに証拠の評価を誤ったものであって、失当である」としている。

犯行に使われたヒ素についても、弁護人が提出した鑑定結果は、確定審が有罪の決め手として認めた鑑定を否定するものなどと主張している。

競馬投資の詐欺 岩出の女性365万円被害

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岩出署は11日、岩出市在住の40代女性が、競馬投資の情報購入の名目で、365万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。

同署によると、女性は昨年11月ごろ、副業を目的に「㈱スリーエルズ」という競馬投資会社に連絡。「487万円を獲得する権利が当たった」「レース情報を購入すれば多額の資産運用を築くことが可能」などという話があり、それを信じて会社と投資契約をした。

後日、同社のキタムラマサトを名乗る男から電話で競馬予想情報の購入を持ち掛けられ、ことし1月下旬にかけて計8回にわたり、クレジットカード決済や指定の銀行口座に現金356万円を振り込んだ。その後、同社と連絡が取れなくなり、今月6日に同署に相談。10日に被害届を出した。


片男波のアサリまひ性貝毒検出 採取自粛を

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県は18日、和歌山市の片男波干潟で採取した天然アサリから、農林水産省消費・安全局長通知に基づく自主規制値を超えるまひ性貝毒が検出されたと発表した。県は同市加太から和歌浦湾において二枚貝を採取、出荷しないよう呼び掛けている。

県資源管理課によると、まひ性貝毒は、毒素を持った植物プランクトンを二枚貝が食べることにより毒が体内に蓄積された状態。食べると約30分で舌や唇などがしびれ、重症化すると体が思うように動かなくなるとされる。今回採取したアサリは13日に採取し、1㌘当たり4マウスユニット(MU)の自主規制値の約5倍となる19MUの貝毒を検出した。体重60㌔の人がむき身で64個以上食べると致死量に至る計算となる。

県は26日にも片男波のアサリの貝毒検査を行う。5月中旬まで3回行う検査で3回連続で規制値を下回れば、自主規制の呼び掛けを解除する。

片男波のアサリからは、平成26年4月にもまひ性貝毒が検出されている。

オレオレ詐欺400万円 70代女性が被害

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和歌山北署は20日、和歌山市内に住む70歳代の女性が、息子を名乗る男にオレオレ詐欺で現金400万円をだまし取られたと発表した。

同署によると、女性宅に18日午前10時ごろ、息子を名乗る男から電話があり、「風邪をひいて会社を休んでいる」「会社の上司と投資信託をしている」「監査が入るから、お金を少し入れとかなあかん」などの言葉を信じ、金融機関で現金400万円を下ろして用意。その後に再度、電話で男から指定された新大阪駅まで現金400万円を持っていき、大阪市内のコンビニエンスストアの近くで、息子の代わりに来たという若い男に、現金を手渡したという。

翌日夜に、女性が息子に電話したところ、「そのような事実はない」と言われ、詐欺被害に気付き、20日になり、同署に被害届を出したという。

消化器交換の悪質訪問か 和歌山市で確認

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取引先の業者を装い、工場などで勝手に消火器を集めて交換し、代金を請求する悪質訪問販売とみられる事案が和歌山市内の事業所で確認された。

事案は今月13日、市内に工場がある事業所で起きた。「なにわ」ナンバーの車で来た男3人が、従業員に対して、顔なじみのように慣れた様子で工場内に入り、通常10年程度使用期限があるにもかかわらず、まだ4、5年しか経過していない消火器を1カ所に集め始めたという。同事業所では工場内に入る際、業者にもヘルメット着用を徹底してもらっているが、男らはヘルメットをかぶらずに作業を進めたため不審に感じ、20本程度集めたところで作業を中止させ、身分証提示などを求めたことで帰ったという。

消費者からの商品購入などのトラブル相談を受け付けている市消費生活センターによると、消火器販売などに関連した消費者相談は年間数件程度だが、相談が寄せられるという。通常1本当たり2000~3000円程度の消火器を2~3万円で販売するケースという。事業所の場合は、不本意な契約をしてしまったときに、契約を解約できるクーリング・オフ制度が適応されないため、十分な注意が必要という。同センターは「販売契約は口約束でも成立するので、業者とのやり取りを専任担当者に1本化するなど、情報共有や対策を取っておくことが大切」と注意を呼び掛けている。

消火器関連の悪質訪問にご注意

消火器関連の悪質訪問にご注意

水道工事で贈収賄 和歌山市職員と業者逮捕

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 和歌山市水道局発注工事を巡り、便宜が図った見返りとして現金の受け渡しがあったとして、県警捜査二課などは25日、市水道局給水営業課技術副主査の林克芳容疑者(34)=大阪府東大阪市=を収賄容疑で、㈱藤本水道の事件当時の社長(現・社員)、藤本真司容疑者(36)=和歌山市神前=を贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。2人は容疑を認めているという。同日夜には、約20人の捜査員らが市役所水道局に家宅捜索に入り、約1時間半をかけて段ボール約10箱分の資料などを押収した。

 県警によると、平成27年7月10日に同社が6254万円で落札した「中之島配水管布設替工事」(工期=27年7月16日~28年3月31日)に関し、監理技術者などが常駐することが市との契約で決められていたにもかかわらず、林容疑者は、監理技術者本人が病気を理由に常駐していないことを承認した他、市の抜き打ち検査の予想日を事前に同社側に教えた見返りとして、現金30万円を受け取った疑い。現金の授受は28年1月27日ごろ、市内のコンビニエンスストア駐車場で、藤本容疑者が同社役員を介して、封筒に入れた状態で林容疑者に手渡したとみられている。林容疑者は当時、同局管路整備課の技術主任で、現場監督の立場だった。

 林容疑者は先月5日に、部下の男性職員を突き飛ばすなどしたとして、暴行容疑で逮捕されていた。その後の取り調べで、贈収賄事件への関与が浮上した。

 林容疑者は同市出身で、結婚を機に現住所に移転。勤務態度は良好で、遅刻や無断欠勤などの目立った問題はなかったという。一方で、市関係者からは林容疑者を「やんちゃ坊主」などと評する声があり、暴行容疑での逮捕など、性格がきつい一面も見られたという。

 事件を受けて、任命権者である富松淳市公営企業管理者は市役所で報道陣の取材に応じ、「職員が収賄容疑で逮捕されたことは誠に遺憾であり、公務員として言語道断。市民の皆さまの信頼を著しく失墜させたことに深くお詫び申し上げます」と陳謝した。

押収資料を運び出す捜査員(25日午後7時40分ごろ)

押収資料を運び出す捜査員(25日午後7時40分ごろ)

職場放棄し1週間失踪 和歌山市職員を停職

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和歌山市は26日、勤務中に職務を放棄して失踪したとして、建設局道路部の男性主事(25)を、停職1カ月の懲戒処分にした。

市人事課によると、男性主事は3月27日午後、市役所の自身の机の中に携帯電話を入れたまま突如失踪し、その後1週間にわたって無断欠勤した。失踪中は、電車で福井県に向かい、石川県金沢市で1泊し、東京都に移動。4月5日の明け方に、滞在していた都内の警視庁四谷署管内で、一人で歩いているところを署員の職務質問を受け、家族から家出人の捜索願が出ていたことが分かり保護され、自宅に戻った。

市の聴取に対し男性主事は、失踪の動機について「職場の人間関係や環境のせいではない」としながらも、「うまく仕事がこなせず、年度末の仕事がたまり、仕事が重みになった」と話したという。「身勝手な行動をして申し訳なく思っている」と反省の言葉を口にしているということで、現在は、精神が不安定な状況であるため欠勤しているという。

再発防止策について同課は「メンタルヘルス研修や相談員、産業医などによる職員相談を周知する」としている。

管理監督責任として、男性主事の上司に当たる当時の課長、副課長、班長を厳重注意とした。

陳謝する幹部職員ら

陳謝する幹部職員ら

入金後に引き落とし関連捜査 水道局贈収賄

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和歌山市水道局発注工事を巡り、便宜を図った見返りに現金30万円の受け渡しがあったとして市職員と業者が逮捕された贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された市水道局給水営業課技術副主査の林克芳容疑者(34)=大阪府東大阪市=の金融機関口座に、業者から現金を受け取ったとされる平成28年1月27日ごろ、原資不明の入金と、その後に入金相応額のクレジット引き落としが記録されていることが分かった。県警が事件との関連を慎重に調べている。

県警によると、贈賄容疑で逮捕され、事件当時は㈱藤本水道の社長だった藤本真司容疑者(36)=和歌山市神前=と林容疑者の2人の出会いは、平成20年前後の市発注の工事現場だったという。その後も、林容疑は市水道局内で勤務し、業務上の交流で、親交を深めていたとみられる。今後、林容疑者を巡る金銭の状態などについて捜査が進められる。

個人の問題との見方も 市は再発防止研修を検討
一般的に贈収賄事件で官民癒着の温床になりやすい入札問題では、工事の見積金額に当たる「予定価格」や、下回ると失格となる「最低制限価格」などについて、和歌山市は事前に公表しているため、情報漏洩の便宜は意味を持たない。同社は近年、市水道局発注工事を28年度に1件、27年度に3件、26年度に1件それぞれ落札しているが、全て予定価格や最低制限価格が公開されており、容疑者2人の癒着による不正入札の疑いはないとみられる。
市は、事件の再発防止を目的とした研修の開催などの検討を進めているが、今回の事件に関しては「個人の資質の問題」という見方も強く、市の今後の対応が注目される。

今回の事件は、平成27年7月10日に同社が6254万円で落札した「中之島配水管布設替工事」(工期=27年7月16日~28年3月31日)に関し、監理技術者などが常駐することを市との契約で決められていたにもかかわらず、林容疑者は、監理技術者本人が病気を理由に常駐していないことを承認した他、市の抜き打ち検査の予想日を事前に同社側に教えた見返りとして、藤本容疑者から現金30万円を受け取った疑いが持たれている。

特急と衝突の女性死亡 JR加茂郷駅付近

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28日午前10時20分ごろ、海南市下津町のJRきのくに線黒田踏切付近で、線路内にいた女性が上りの特急列車にはねられ、死亡する人身事故が発生。同線は箕島―海南駅間の上下線で一時運転を見合わせ、ダイヤが大きく乱れた。乗員乗客約170人にけがはなかった。

海南署によると、現場は、加茂郷駅から西に約150㍍。京都発新宮行の特急くろしお3号が走行中、線路に立ち入った40~60歳くらいの女性を運転士が発見し、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。同署が女性の身元の特定を急いでいる。

JR西日本和歌山支社によると、同線の運転は事故から約1時間15分後に再開されたが、上下4本が部分運休、8本に最大70分の遅れが発生し、約2000人に影響した。


和歌山市水道局員を懲戒免職 収賄など容疑

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 和歌山市水道局で発生した同僚への暴行や脅迫、贈収賄の各事件に関連し、市は12日、市民の信用を著しく失墜させたなどとして、同局給水営業課の男性技術副主査(34)を、懲戒免職の処分にしたと発表した。同日付。

 市によると、元技術副主査は昨年9月下旬、管路整備課内で、拳で同僚職員の左上腕部を数回殴る暴行を加え、ことし2月中旬から下旬ごろ、同職員に対し、手に持った千枚通しを突き付けて脅迫するなどしたとされる。

 また、自身が担当する水道工事の受注業者から、工事の監督などについて、有利かつ便宜な取り計らいを受けたことにする謝礼や、今後も同様の便宜を受けたいとの趣旨と知りながら、昨年1月27日ごろ、同業者の役員を介して現金30万円を受け取ったとされる。

 市の事情聴取に対し、元技術副主査は、暴行事件(ことし3月24日起訴・罰金40万円の略式命令)については、「悪ふざけでやったが本人が深刻に思っていたなら申し訳ない」、贈収賄事件(捜査中)に関しては、「生活に余裕がなかったので、金をもらった」と、両事件の処分事由について認めたという。

 市は、両事件を受けて男性に対しての管理監督責任として、事件当時の上司に当たる課長、副課長、班長の計6人を、戒告や訓告の処分にした。

 市は今後、再発防止策として今月15、16日、主務班長以下約150人を対象に、外部講師を招いた収賄防止の再認識などを中心とした、公務員倫理研修を実施する他、工事の現場監督体制や業務のチェック体制の見直しなどの改善強化、職場での相談体制の充実を図る。

陳謝する水道局職員ら

陳謝する水道局職員ら

21歳女性はねられ死亡 きのくに線冬野で

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20日午前0時20分ごろ、和歌山市冬野のJRきのくに線安原踏切で、線路内に立ち入った県内在住の女性(21)が和歌山発御坊行き4両編成の普通列車と接触し、死亡する事故があった。

和歌山東署によると、現場は黒江駅の北西約650㍍。目撃者の証言などから、電車が踏切に差し掛かった際、女性が遮断機をくぐり抜けたとみられる。

JR西日本和歌山支社によると、乗員乗客にけがはなく、黒江―紀三井寺駅間で一時運転を見合わせたため、同列車が50分遅れ、約200人に影響した。

女性が自殺を図った可能性が高いとみて、同署が事故の状況を調べている。
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まちなか落書き増加 和歌山市で同一人物か

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外国人観光客が増加するなど、観光地としての今後の期待が高まる和歌山市のぶらくり丁などで、まちの印象を損ねる落書きが増えている。一部の落書きは、独自のマスコットを人目にふれさせることで、自己主張をしているとみられるが、管轄の和歌山西署は「イタズラでは済まない」と、悪質な行為に厳正に対処する構えをみせている。

同様の落書きは数年前から見られるようになり、現在も継続して行っているとみられ、同市内の他、大阪府岬町でも確認されている。いずれも絵柄が似ているため、同一人物による可能性が高い。

落書きは、安易なイタズラ心による行為であっても、刑法に抵触する恐れがある。ただ、告訴がなければ捜査できない親告罪のため、同署は「犯行を見掛けた際は、すぐに110番通報するか、警察に被害届を出してもらいたい」と呼び掛けている。

落書きにより逮捕に至った県内の事例としては、先月23日、JR和歌山駅付近の歩道上に設置された看板に、フェルトペンで落書きをしたとして、当時35歳の男が器物損壊容疑で逮捕された。犯行を目撃した和歌山東署員による現行犯逮捕のケースだった。

また、平成26年7月には、和歌山城で、人が階段をよじ登っているように見えることで知られる木の根付近の石段に、自分と好きな女性タレントの名前を落書きをしたとして、当時38歳の男が文化財保護法違反容疑で逮捕されたケースがあった。

絵柄が似ており、同一人物の落書きか

絵柄が似ており、同一人物の落書きか

警官装い800万円だまし取る 岩出で被害

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岩出署は23日、岩出市在住の80歳代の女性が現金約800万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。

同署によると、22日午前9時30分ごろ、女性宅に警察官を名乗る男から「銀行で事件があった。預金が被害に遭わないように700万円くらい下ろした方がいい」などと電話があり、女性は現金800万円余りを引き出した。女性が帰宅した直後の午後1時ごろ、再び男から電話があり、「お金に犯人の指紋が付いているかもしれない。ピンポンが鳴ったらその人にお金を渡して」などと言われ、玄関先に立っていた銀行の者と名乗る男に現金を手渡した。「鑑識が終われば5時までに返す」と言われ、電話を切ったという。

女性は、予約していたホームヘルパーにキャンセルの電話をした際、事情を聞いたホームヘルパーが不審に思い、女性の娘に連絡。午後4時40分ごろ、女性の家族から警察に届け出があった。

同署は「警察官の依頼で銀行員が自宅に現金を取りに来るようなことはない。このような電話は全て詐欺なので相談してほしい」と話し、注意を呼び掛けている。

教え子の中学生に抱きつく 男性教諭を逮捕

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女子中学生に抱きつくなどしたとして、県警捜査一課は7日、和歌山市立中学校に勤務する50歳代の男性教諭を準強制わいせつ容疑で逮捕した。

同課によると、男性教諭は5月下旬、勤務する中学校の教室内で、教諭と生徒の立場で拒めない心理的状態に乗じ、女子生徒の背後から抱きつくなどした疑い。この日は、男性教諭が複数の女子生徒に補習授業を行っていたという。

被害を受けた女子生徒の家族から相談を受けた県警が捜査を進めていた。男性教諭は「肩に触れただけでわいせつ行為とは思っていない」などと容疑を否認しているという。

県警は、被害生徒の保護の観点から、男性教諭の身元や勤務先などを明らかにしていない。

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