近畿2府2県で空き巣などを繰り返したとして、岩出署などは10日、大阪府松原市の中古車販売業、東野博文容疑者(54)=窃盗罪などで公判中=について、計80件の窃盗・窃盗未遂の犯行を裏付け、和歌山区検に送致し、捜査を終結したと発表した。
同署によると、東野容疑者は平成27年8月13日ごろから28年9月19日までの間、和歌山、兵庫、京都、大阪の4府県内で、留守中の民家に侵入し、現金や貴金属などの窃盗を繰り返した容疑が持たれている。窃盗は66件、窃盗未遂は14件に上り、被害総額は約3220万円(うち現金は約2145万円)。
昨年9月20日に東野容疑者を逮捕し、取り調べなどから余罪が浮上。盗んだ貴金属は現金に換えていたとみられ、「生活費や旅行に使った」と容疑を認めているという。