28日午前10時20分ごろ、海南市下津町のJRきのくに線黒田踏切付近で、線路内にいた女性が上りの特急列車にはねられ、死亡する人身事故が発生。同線は箕島―海南駅間の上下線で一時運転を見合わせ、ダイヤが大きく乱れた。乗員乗客約170人にけがはなかった。
海南署によると、現場は、加茂郷駅から西に約150㍍。京都発新宮行の特急くろしお3号が走行中、線路に立ち入った40~60歳くらいの女性を運転士が発見し、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。同署が女性の身元の特定を急いでいる。
JR西日本和歌山支社によると、同線の運転は事故から約1時間15分後に再開されたが、上下4本が部分運休、8本に最大70分の遅れが発生し、約2000人に影響した。