和歌山東署は25日、和歌山市内の70代女性が現金49万8624円をだましとられる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると24日午前10時ごろ、女性宅に市役所の総合医療課のカミモトを名乗る男から「還付金があります。近くのATMに行ってください」と電話があり、女性が近くのATMに行き、男と携帯電話で話をしながら男の言われるままにATMを操作し、容疑者側の金融機関口座に現金49万8624円を振り込んでしまったという。
その際男から「手続きが完了したか分からないので、明日午前10時に電話します」と言われたが、予定の時間になっても連絡がないため、電話をかけたところ声の違う男が「カミモトは別件対応中なので後で電話します」と言い電話をきったという。
折り返しカミモトを名乗る男から電話があり「手続きができていないので、昨日と同じATMに行ってください」と言われた。前日同様の方法で同金額を振り込んだが、容疑者側の口座がすでに他県の警察によって凍結されていたとみられ被害は免れた。その後金融機関からの指摘で被害に気付き、同署に届け出た。