和歌山県内や大阪府内をはじめ各地の民家や倉庫などに侵入し、窃盗や窃盗未遂68件を繰り返したとして、県警捜査一課と海南署は12日、同府寝屋川市中木田町の無職、荒木力容疑者(33)と住所不定の無職、松山享容疑者(30)、同府岸和田市南町の無職、谷山博宣容疑者(35)、同府泉佐野市南中樫井の無職、大西幸樹容疑者(33)、同府茨木市豊川の土木作業員、磯部太一容疑者(31)の5人を窃盗や建造物侵入などの容疑で和歌山地検に送致し、一連の捜査を終結したと発表した。
同署によると、荒木容疑者ら5人は昨年7月24日ごろからことし6月25日までの間、県内や大阪府、奈良県、東京都の4都府県の各地で、住宅や事務所にガラスを割るなどして侵入し、現金や貴金属、工具などの窃盗、窃盗未遂を繰り返したとされる。
被害総額は9371万1116円相当で、現金が約4100万円、物品が貴金属など計674点で約5200万円となっている。
6月25日に海南市日方の時計店でネックレスなど82点(211万5500円相当)を盗んだとして、荒木容疑者ら3人を強盗容疑で逮捕。その後の捜査で余罪と共犯者が明らかになった。荒木容疑者ら5人は68件全ての容疑を認めているという。