水難事故を装いシュノーケリング中の妻を殺害したとして白浜署と県警捜査第一課は19日、大阪市天王寺区堂ヶ芝の自動車運転手、野田孝史容疑者(29)を殺人容疑で逮捕した。
同課によると、野田容疑者は昨年7月18日午後4時50分ごろ、白浜町の臨海浦海水浴場付近の海上で一緒にシュノーケリングをしていた妻の野田志帆さん(当時28歳)を溺れさせ殺害した疑い。
殺害時に2人の近くに人はおらず、野田容疑者から妻が溺れているとの知らせを受けた監視員が119番通報。志帆さんは意識不明の状態で田辺市の病院に運ばれ2日後に低酸素脳症により死亡した。事件当時海上の波は穏やかで、夫婦ともにダイビングのライセンスを持っていたことなど不自然な点があり、死亡後に検視や解剖などを行い容疑を特定した。野田容疑者は調べに対し黙秘しているという。