海南署は18日、海南市の70代女性が現金約230万円をだまし取られるオレオレ詐欺に遭ったと発表した。
同署によると、14日午前10時ごろ、女性宅に息子を名乗る男から電話があり「風邪を引いた。携帯の番号が変わった」「賭け事をして250万円ほどお金が欲しい。連れがつかまってるんや。お金を用意して助けてほしい」と言われ、息子と思い込んだ女性はすぐに金融機関2店舗で現金150万円と自宅に置いていた約80万円を用意。電車で男に指示されるままに東京方面に向かい、午後8時30分ごろ、都内の南砂町駅付近の公園で、代わりに受け取りに来たというスーツ姿の男に現金を手渡した。
自宅に戻り、和歌山市在住の息子に電話でその後の経過を尋ねたことで詐欺と分かった。
スーツ姿の男は年齢40歳ぐらい、身長約165㌢、やせ型だったという。