7日午前7時35分ごろ、和歌山県和歌山市福島の南海本線の線路内で、列車と男性(55)が接触する事故があり、男性は外傷性心肺停止(肺挫傷、脳挫傷)により約2時間後に市内の病院で死亡した。
和歌山北署と市消防局によると、現場は和歌山市―紀の川駅間の南海鉄橋の北付近で、男性は線路東側の防護ネットを乗り越えて線路に侵入したとみられる。侵入の経緯などは分かっていない。
南海電鉄の関係者から「人が倒れている」との通報を受け、消防車両8台、29人(ドクターカー含む)が出動した。
この事故により、南海本線は上下線合わせて19本が運休し、67本に最大1時間7分の遅れが発生。事故から約1時間後に運転を再開したが、約8000人に影響が及んだ。