和歌山県和歌山市内の男子トイレ内で撮影し、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕、起訴された公立小学校教諭の阪本直哉被告(26)について、県教育委員会は18日、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
県教委によると、阪本被告はことし7月29日、同市の紀三井寺公園陸上競技場の男子トイレで10代男性が着替えをする様子をスマートフォンのカメラで撮影した疑いで逮捕されていた。
また、県内の施設の脱衣所で着替えをする男子児童の裸を動画で撮影したとして、ことし8月に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(盗撮製造)容疑で再逮捕されている。
阪本被告は県教委の聞き取り調査に対し、「大学生の頃から(盗撮行為を)やっていた」と明かし、「仕事でのプレッシャーやストレスを発散させるためにやった。教員としてあってはならないことをしてしまい、深く反省している。申し訳ありません」と話しているという。
県教委義務教育課の鍋田泰延課長は県庁で記者会見し、「教職員の信用を著しく失墜させるもので誠に遺憾」と話した。