和歌山市東署は18日、和歌山市役所の職員をかたる還付金詐欺が2件発生し、市内の60代の女性が49万9220円を、同じく市内の60代女性が149万7600円をだまし取られたことが分かったと発表した。
同署によると、同日午後2時半ごろ、市内の60代の女性宅に、市役所職員をかたる男から電話があり「介護保険の払い戻しがある」「どこの口座を持っていますか」などと言われ、女性は口座番号を伝えた。その後、最寄りの金融機関で男から言われた連絡先に電話をかけ、男と通話をしながらATMを操作して振り込んでしまった。
さらに、同日午後2時ごろ、同市の別の60代女性宅に介護保険課職員をかたる男から電話があり「介護保険の過払い分を返金したい」などと言われ、女性が最寄りの金融機関ATMに向かったところコールセンターを名乗る男から電話があり、男に言われるままに振り込んだという。
県警は不審な電話があった場合は、専用の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル(0120・508・878、これはわなや)を利用するよう呼び掛けている。