和歌山市砂山南の県立和歌山商業高校(中村憲司校長)硬式野球部の60代男性監督が、部員に体罰を行ったことを認め、3日に辞任を申し出たことが分かった。学校側は同日、申し出を受け入れた。
同校によると、10月15日、同校グラウンドでノックの練習中、監督が「球出しが遅い」などと言い、生徒の頭部をヘルメットの上から木製バットで殴打。生徒は頭部打撲の軽傷を負った。17日、被害生徒の保護者からの相談で事態が発覚。監督は教職員ではなくボランティアで野球部を指導していた。すでに日本高野連に報告し、指導から外していた。
中村校長は、「部員や在校生、保護者を含め、関係者へ丁寧に説明責任を果たし、信頼回復に努めたい」とした。後任については近日中に決めるとしている。