和歌山県は8日、住宅・土地統計調査に従事する調査員が、海南市内で調査員証を紛失したと発表した。
県によると、同市船尾地区を担当する調査員が6日、調査対象住戸の確認やチラシ配布作業のため自転車で地区内を巡回して帰宅後、首に掛けた名札ケースに入れていた調査員証(縦7・5㌢×横10・5㌢)を、ケースごと紛失していることに気付いた。
調査員は市に紛失を報告し、海南警察署に遺失物届けを出し、地区内や自宅を探したが、見つかっていない。
住宅・土地統計調査の調査員は、知事が任命する非常勤の地方公務員で、調査員証には調査員の名前、顔写真、任命期間、知事の名前と公印などが記載されている。
統計調査を装った「かたり調査」に悪用される恐れがあるため、県は、紛失した調査員証「第193号」を無効とし、調査員が訪問した際には調査員証の内容を確認するよう呼びかけている。