和歌山東署は14日、和歌山市内の60代の女性が、外国為替証拠金取引(FX)投資名目で800万円をだまし取られる特殊詐欺事件に遭ったと発表した。
同署によると、女性は10月ごろ、SNSアプリで知り合った男から「FXの投資をすればお金を稼ぐことができる」などと投資話を持ちかけられ、取引をするためのアプリをダウンロードし、指定された銀行口座に10万円を振り込んだ。
その後も、男の他、マネージャーを名乗る人物から投資話を持ちかけられ、12月8日までの間に、複数回にわたって計800万円を送金してしまったという。
アプリには、投資により約3500万円の利益が出ていると表示されており、女性が、利益を含めて投資した現金を引き出したいと相手に伝えたところ、「出金するには税金がかかる。90日は出金できない」などと言われて詐欺に気付き、警察に届け出たという。