県警は21日、県内上半期(1~6月)のオレオレ詐欺など特殊詐欺被害状況をまとめ発表。認知件数は前年同期より3件増の28件だったが、被害金額は1億1916万円減の8399万円と大きく減った。
手口で最も多いのが架空請求詐欺14件(被害額4970万円)で、オレオレ詐欺9件(同1491万円)、還付金等3件(同134万円)と続いた。
被害者の状況は、60歳以上の人が21人(75%)で、そのうち女性が16人(57・1%)だった。
特殊詐欺の阻止件数は41件(前年同期比12件減)で、阻止金額は、4351万円(同4359万円減)だった。金融機関での大口出金の全件110番通報制度の実績は、通報が341件で、そのうち詐欺の阻止が8件、阻止金額は2300万円に上った。
検挙件数は、27件12人(前年同期11件6人)だった。そのうち、「だまされた振り作戦」で検挙に至ったのは3件3人だった。