7月中の火災件数が昨年よりも大幅に増加したことを受け、和歌山市消防局は市民に対し、緊急の啓発活動を実施している。
同局によると、7月の市内の火災件数は、昨年の7件に対し、ことしは19件と2倍以上に増加。この状況を受けて同局は1日、市役所出入り口で、来庁者に対し「ちょっとした油断や不注意で火災は発生します。もう一度、火の元点検をお願いします」と記した啓発文書とポケットティッシュを配布し、注意を呼び掛けた。12日まで、火災予防啓発車両で市民に注意喚起する。
同局は「火災は乾燥した秋に多いと思われがちだが、気が緩む夏場にも多発しているので、十分に注意してほしい」と話している。