和歌山東署は3日、和歌山市内の60代の一人暮らしの女性が現金2170万円をだまし取られる詐欺被害が発生したと発表した。
同署によると、ことし2月8日から女性に対し、弁護士や警察官を名乗る男から「何者かがあなたの名前でオリンピックのチケットを購入している。老人ホームも購入している」「取り消し手続きにはお金が必要」などの電話があった。
女性は同日から6月7日までの間に21回、コンビニエンスストアから宅配便で現金を送付。送付先は毎回違い、関東地方が中心だった。
同署は、現金の送付を求める手口はすべて詐欺だとし、友人や家族、警察に相談するよう呼び掛けている。