和歌山市内で12日、市役所職員をかたる還付金名目の特殊詐欺の被害2件が確認された。
和歌山東署管内では60代の女性が現金49万9085円を、和歌山北署管内では70代の女性が2回に分けて現金99万8494円をだまし取られた。
両署によると、2人は前日に市役所の国民健康保険担当課の職員を名乗る男から電話で「還付金があります。手続きは明日お話しします」と言われ、翌日、電話で指示された通りにATMを操作し、犯人側の口座に現金を振り込んでしまったという。
電話でATMの操作方法を指示したのは、ともに「金融機関のヤマモト」を名乗る男だった。