14日午前8時5分ごろ、和歌山市太田のJRきのくに線竜神街道踏切内で、男性が特急列車に接触し、死亡する事故があった。
JR西日本和歌山支社によると、男性が接触したのは白浜発新大阪行きの特急くろしお(6両編成)。同踏切には警報機、遮断機ともに設置されており、市消防隊員が現場に駆け付けたところ、列車の2号車と3号車の間に男性が倒れているのを発見したという。
和歌山東署によると、死亡した男性は同市内に住む25歳と判明。同署は事故と自殺の両面から捜査を進めている。
この事故により、同線は和歌山―箕島間の上下線で一時運転を見合わせたが、約1時間後に運転を再開。普通列車2本が運休、特急3本を含む9本に最大1時間6分の遅れが発生し、乗客約2940人に影響した。