4日午後5時50分ごろ、和歌山県岩出市の紀の川でカワウの駆除をしていた男性2人の行方が分からないと、猟友会のメンバーから岩出署に通報があった。川に流された可能性があるとみて同署や那賀消防組合が2人を捜索しているが、7日正午現在、見つかっていない。
同署によると、2人は同市に住む69歳と73歳で、地元猟友会のメンバー。岩出橋とJR和歌山線の鉄橋の間で4日午前5時30分ごろからカワウの駆除を行い、8時20分ごろに駆除したカワウをボートで回収しているところを目撃されたのを最後に、行方が分からなくなった。家に帰らないのを心配した家族から猟友会メンバーが相談を受け、通報した。
同署や那賀消防、地元消防団らは5日は約100人、6日は約150人の体制で現場一帯を捜索。潜水も行い、川から2人が乗っていたとみられるボートの部品を発見したが、2人は見つからなかった。7日は雨のため潜水はせず、紀の川の両岸から捜索を続けている。